人形師紹介
雛人形作家 清水 久遊
清水久遊 (しみずくゆう)
愛知県蒲郡市生まれ。
18歳より先代の元で人形作りを、勉強、精進し、
女性ならではの繊細な色彩感覚と斬新なアイディアで
業界のリーダー的存在となる。
後に有職工房「ひいな」を設立。
雛人形工芸士に認定される。
1993年より東京高島屋において毎年、制作実演を行う。
女流作家ならではの繊細な感性と現代のモダンを融合させた清楚で華麗な雛人形を積極的に創り続ける
久遊作のひな人形は素材に厳選された裂地を使用しております。
本物に限りなく近い仕立て方、着せ方で創られおり、
平安王朝の雅、その優美さを鮮やかに余すことなく再現しています。
裏打ちには「こうぞ」を使用しており、繊細な中に耐久性を考慮しております。
完成度の追求だけでなく、
おひな様を手にしたり目にした時に心が伝わり、優しい気持ちになられる……
そんな人形創りを目指しています。
工房『ひいな』のコンセプトは
伝統とモダニズムのコラボレーション
先代から受け継がれた雛人形作りの
確かな技術はもちろんですが
色彩感覚が抜群で
本当に絶妙なお色合わせをされます。
その美しさは
一目見て惚れ込んでしまうほど
また
従来の素材にこだわらず
新しい感覚を取り入れる
その感性も素晴らしく
お雛様を見慣れている私どもでも
「ハッ!」とするような
斬新なお雛様を毎年提案されます。
しかも
斬新だけれども奇をてらわず
根本的な部分は伝統を守られていて
あたたかさが心に染入るお雛様です。
色んな事を良く研究されておられるのでお伺いする度にためになるお話を聞かせて頂けます。
住宅街の中にあるご自宅の一部が『ひいな』さんの工房になっています。
6月の展示会時は間仕切りをはずして、棚にいっぱい新作のお人形を飾られます。
ご家族が中心ですが、大勢のスタッフが丁寧に1体1体のおひなさまの生地や
お色合わせのコンセプトなどの説明をしてくださいます。