<全体的な流れ>
・ 布団屋根を三段重ねる
各段の四隅の木をロープでつなぎ屋台本体の環に固定
十文字に竹の突っ張りをする
(竹が抜けないよう受けの溝に木片をビス留めして固定)
・ 山を乗せる
山の骨組みを乗せる
山に天幕を被せる
・ 心棒を立て、山を縫う
金綱の留金具が真っ直ぐ向くようにし、
つなぎめが回らないように銀テープで固定
山の天幕の四隅の印を合わせて折り込み、縫う
(山の中への出入り口を大きく開けておく、
また電球を全て外へ出すように)
・ 金綱を巻く
長い金綱を前後のカンに通し長さを合わせて固定
左右の金綱を結び向き高さを合せて固定
左右の金綱をカンに通し一直線になるように結び目を固定
下から一段目と二段目の間から金綱を固定する紐を出す
カンに通した部分を折り返し下からしっかり持ち上げて固定
・ 梵天を取り付ける
下から二段目と三段目の間から梵天を固定する紐を出す
それぞれの梵天の取り付け位置を確認し固定する
・ 狭間を取り付ける
四面ともはめ込み内側をタコ糸で固定する
・ 水引幕を取り付ける
四本柱と弦の綱を布団と笠とで被い、サラシを巻く
(幕に膨らみを持たせる為とターンバックルからの保護の為)
幕の中心を前部中央に合わせて固定し、後部で合せる
・ 伊達綱を巻く
幕の上部に合せて伊達綱を巻き、前部で反り上げて固定
綱の四隅を井筒端に固定
四方の中央を伊達綱が波打たないで水平になるように固定
伊達綱を固定した紐のところに紫の房を掛け、
乗り子が乗る場所を作る為に幕を捲り上げる
・ 提灯を取り付ける
前後それぞれ提灯の阿形・吽形が向かい合うようにかける
(前後とも正面から見て刺繍が綺麗に見えるようにする)
提灯の下の環にロープを通し欄干にくくり付け固定
提灯の下に飾りの紫房を取り付ける
・高欄掛を取り付ける
高欄台の端の部分に銀テープを巻いて化粧する
高欄台の足を屋台の縁に乗せ、欄干の縦の桟に固定
高欄掛を高欄台に固定
<全体の流れの合間で行える作業>
・ ふとんのそれぞれの段の四隅に房を縫い付ける
・ 梅鉢を天幕に留める
(梅鉢の天が金綱の結びを指すようにし、
8枚全ての高さを揃える)
・ 金綱の結び目を固定した紐に
金色のロープを巻いて化粧する